下車印・無効印を押して旅の記念に持ち帰ろう | 快走とりっぷ

下車印・無効印を押して旅の記念に持ち帰ろう

もくじ

正式名称「途中下車印」は、国鉄時代、途中下車をすると押して貰えるハンコだったが、現在は旅の記念に押して貰う、記念の色が強い記念スタンプのような存在になった。
しかも、知る人ぞ知る…結構マイナーなハンコで、私も人に教えてもらって知った。この印(いん)を旅の記念に集めながら列車に揺られる乗り鉄もいる。
なかなか訪れる機会の少ない駅や、初めて訪れた駅へ行った記念に下車印を切符に押してもらわないのは非常にもったいない!!!
これ以上私のような、知らないが故に後悔の渦に飲まれるのを阻止すべく、今回も意味不明の使命感いっぱいで記事を書くことにした。

そして、下車印より若干日の目を見ている無効印。これも時々お宝が眠ってるので油断がならない!
駅によって記念にピッタリのデザインの判(はん)を押してくれ、もらわないのは損!
ちょっとの工夫であなただけの大切な思い出の切符に変身する下車印と無効印のもらい方を中心に、もらって嬉しかった無効印を紹介する。

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色々な駅に立ち寄りながら旅をするなら、下車印をもらおう

下車印を押した旅名人の九州満喫きっぷ

下車印とは駅で切符に押してくれるハンコ

正式名称「途中下車印」は「下車印」と呼ばれることが多い、乗り鉄や、18きっぷ旅が好きな方がめちゃくちゃ必死に集めている、駅に降りた記念になるハンコだ。途中下車をする時、押して貰えるのが普通だった頃もあったが、現在はこちらから言い出さないともらえない、そんなマイナーなハンコだ。
この「下車印」JR線なら無人駅じゃない限りほぼ貰える。

下車印のもらい方

いたって簡単。改札口で駅員さんへひとこと「下車印ください」これだけ。そうるすと駅員さんが「どこに押しますか?」なんて聞いてくるので、好きなところを指定してもよし、駅員さんにおまかせするもよし。
気が利いた駅員さんだと、一回テスト押印してから切符へ押してくれたり、押した後にじまないように一旦紙で上からおさえてくれたり…そういう駅員さんに出逢うたび思う…

「…こいつ…出来る」

「まさか…駅員さんも…下車印集めがご趣味で?」

毎回聞きたくてたまらないが、イキナリすぎるので必死でお腹に閉まってるのは秘密。

のんびりした駅だと、駅員さんと少し触れ合いタイムに出会える事も…以前、18きっぷで小諸駅で駅員さんに下車印をお願いした時は 「この下車印、国鉄時代から使ってるんですよ」とニコニコ。私も思わず「貴重じゃないですか!!!!」と喜んで頂いた事がある。
こういう触れ合いも楽しみのひとつだ。

乗り放題の切符で途中下車の旅と相性ぴったり

乗り放題の王様「青春18きっぷ」は、のんびり途中下車旅の王道切符だ。下車印集めしながらの旅は、自分だけの大切な思い出の切符になるだろう。
集め始めると、駅ごとに色や形が違う印が切符いっぱいになっていくのは嬉しい。
青春18きっぷ以外にも「休日お出かけパス」や「旅名人の九州満喫きっぷ」「ぐるっと九州きっぷ」「都区内パス」など、乗り放題のきっぷなら下車印集めとの相性も良い。
フリーきっぷで色々な場所に巡るプランならきっと楽しい下車印集めの旅にもなるだろう。
以前公開した記事で使った「青春18きっぷ」「旅名人の九州満喫きっぷ」の旅も下車印集めをしながら、目的地へ向かった。コースや詳しい旅の内容は以下のリンクへ。

途中下車印は途中下車可能な切符に押すハンコ

「青春18きっぷ」や「旅名人の九州満喫きっぷ」等フリーエリア乗り放題の切符への押印は不要という決まりがある下車印。お願いするとほぼ快く押して頂けるが、場合によってはお断りされてしまう事を理解した上で、改札口でお願いしよう。

切符を記念に持ち帰りたいなら、無効印をもらおう

一般的な改札口で押される無効印

無効印とは切符を持ち帰りたい時、押してくれるハンコ

「下車印」と違い、意外と身近なハンコが「無効印」
この印は切符を持ち帰りたいと申し出ると必ず押される。私は旅の記念に切符を持ち帰るのだが、この「無効印」も、貰ってみるとデザインが凝ったものに出会ったりする事があり、自動改札機に吸わせずに、是非持ち帰ってほしい。

無効印のもらい方

こちらも下車印同様、改札口でお願いする形だ。「切符を持ち帰りたい」と言うと、自動的に無効印の処理をしてくれる。 下車印と違って、若干機械的に押されるのでたまにカスレたりして、ちょっと切ない。
そして、切符に小さな穴を開けて渡されるのでそのまま改札を抜ける。 当たり前だが、自動改札機に出す前に言わないと駄目。

デザインが凝っていた!貰って嬉しかった無効印

仙台と山形で押された無効印

東海道新幹線の切符の無効印はN700系新幹線のデザイン

新幹線改札口で貰える無効印

JR東海、JR西日本の新幹線の切符を持ち帰ると、無効印がN700系の新幹線がデザインされた物を押してもらえる。
押して貰う際は、新幹線の絵柄の無効印をお願いしよう。
確認出来た駅は東京駅、小田原駅、熱海駅、京都駅、新大阪駅。
名古屋駅では貰ったことがなく、お願いしたが「無いです」と。意外だなと、思った。

改札口によってはN700系の無効印を押してもらえない場合がある

改札口に用意していない場合もあり、新大阪駅等の大きな駅でも教えもらえない場合があった。

JR九州の無効印は桜をかたどった旅の記念にピッタリのデザイン

JR九州の桜の形の無効印

観光特急が多いJR九州の無効印は鉄道に興味がない方でも嬉しい、桜の形をした無効印を押してくれる。 主要な駅でお願いすると、ほぼこのデザインの印を押してくれる。
更に、特急によっては車内検札のハンコが特別仕様になっているので、2つ揃った切符は特別感が増すので、是非持ち帰りを希望しよう。

その他のご当地色の強いデザイン

旭川で押された無効印

いままで記念に押していただいた無効印で、地域柄が出ていた物もあった。ご当地限定の無効印だとちょっと得した気分になった

秋田駅で押された無効印

秋田駅で貰った時は秋田新幹線のデザイン。秋田駅で下車する機会があれば貰ってみてはどうだろう?

甲府駅で押された下車印

甲府駅は武田信玄をイメージしているのか、和風なデザイン。新宿から特急で約90分ちょっと。意外と都心から近いので、東京都周辺に住んでるなら気軽に無効印もゲット可能。中央本線を走る特急は最近新しくなり、乗り心地も良くなったので、快適な日帰り旅が可能だ。
他にもご当地色の強い下車印があるので、自動改札機に入れる前に駅員さんに無効印を押してもらおう!

切符に押してもらった下車印・無効印のじみを抑えるコツ

秋の乗り放題パスに押された下車印

下車印、無効印集めを習慣にすると誰しも悩むのが、押してもらったハンコを綺麗に持ち帰る方法。
昔の硬券と違って、乾きにくく、中途半端な状態で財布等にしまうと、何処で貰った印なのか分からない状態になってしまう。私もつい最近ぐちゃぐちゃにつぶしてしまった事があり、結構ショックだった。
にじみや、潰れ、カスレを最小限にするために私が行っている対策が、付箋や名刺サイズの紙を2~3枚持ち歩いている。

押してもらったら、コレですぐ上から紙で押さえて、そのまましばらくしまっておく。
下車印は特に押してもらったら、乾きが悪いので上から擦らないように押さえて、そのまま切符入れに入れておく。
これだけでかなりにじみ等抑えられ、綺麗な状態を保ってくれる。この方法は光沢のある紙を絶対使用してはいけない。

手元に紙の用意がない場合はコンビニ等でもらうレシートで代用。印刷された面ではなく、裏側を使用しないと滲みにつながるので注意が必要。
ポケットティッシュでも同じ事が出来るので、万が一用に持っているといいだろう。

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途中下車/下車の思い出を残そう

駅に停車する草津線車両

「下車印」「無効印」は有人改札の駅ならほぼ貰えるハンコだ。自動改札機を使わないで駅を出るので、場合によっては待たされてしまう事もあるが、駅員さんとちょっとしたやりとりや、少しずつ印で埋まっていく切符は大切な旅の思い出になるに違いない。
この記事を読んで興味が湧いたなら、是非集めてほしい。

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