超簡単!初心者が押さえるべき18きっぷのルール
もくじ
鉄道旅に興味が湧くと必ずと言っていいくらい気になるあいつ…「18きっぷ」こと「青春18きっぷ」
この切符を使って旅に出ようと思うとまずビックリするのが、切符に付いてくる「ご案内」の枚数。とにかくルールや使い方が細かく、全部覚えてるのは駅員さん…
じゃなくて、その道のエキスパートの乗り鉄なんじゃないだろうかと、思ってたりする。(本当に切符に詳しくて尊敬してしまう)
初めての利用や、これから利用を考えてる方にはチョットハードルが高いイメージを持たれても仕方ない切符だが、使いこなせればこんな楽しい切符は無い。
今回は私なりに18きっぷを初めて使った時、頭に叩き込んだ必須ポイントを書き溜めしてみた。
18きっぷとは、ルールが細かいお得なきっぷ
まずは、「青春18きっぷ」の利用条件やルールを一部割愛してまとめた。
- 値段
- 12050円(大人・小人)青春を謳歌したい人はだれでも購入可能
- 発売期間
- 春(2月~3月)・夏(7月~8月)・冬(12月)
- 利用期間
- 春(3月~4月)・夏(7月~9月)・冬(12月~1月)
※発売日及び利用可能期間はJR各社HPやみどりの窓口などで確認できる - 発売箇所
- JR各社のみどりの窓口・旅行センター 大手旅行代理店 一部の指定席券売機
- 乗車エリア
- JR線の普通・快速列車の普通自由席、BRTとJR西日本宮島フェリーに乗車できる。
- 販売枚数
- 1枚で5回および5人で1回(人)、2回(人)等の販売はしない
※例 1人で3回利用後2人で日帰り旅に利用
※例 2人で計4回利用後1人で1回利用
複数人の同時利用は同一行程であること - 有効期限
- 乗車当日限り(翌日にまたがる列車に乗車の場合は、0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効。ただし東京、大阪近郊の電車特定区間内では終電車まで有効)
- ルール
- 普通・快速列車のグリーン車利用時は別途グリーン車指定券、またはグリーン券、ホームライナー等のライナー列車を乗車する場合はライナー券または乗車整理券を別途購入。
- 新幹線・特急・急行列車には乗車できないが、一部の路線では特例で特急・急行の普通車自由席に乗車できる
- 一部の三セクの列車に普通車自由席に乗車して通過利用ができる
- 18きっぷにプラスして青春18きっぷ北海道新幹線オプション券を購入すると一部の路線で片道1回利用が出来る
- きっぷを紛失した場合、再購入をしなくてはならない。万が一紛失したきっぷが出てきても、再購入したきっぷの払い戻しはない。
- 乗車日の変更は出来ない
※有効期限の開始日が指定してある場合、有効期限の開始日以前で、旅行開始前に申し出があった場合、1回だけ乗車日の変更が可能。 - 払い戻しは有効期限内の未使用に限り可能
※有効期限の開始日が指定している場合は、有効期限開始以前で、旅行開始前までに申し出があった場合払い戻し可能 - 特典
- 自身で申し込みを行い、きっぷ利用日にJRホテルグループ加盟ホテルに宿泊され、チェックイン時にきっぷを提示すると宿泊料金の割引等の特典が受けられる施設がある。
- お問い合わせ先:JRホテルグループ東京予約センター
TEL:03-5391-6916(平日9:30-18:00※2020年4月1日以降は9:30-17:00 土休日及び年末年始は休業)
青春18きっぷについての詳細は各JRのHPへ
JR北海道
JR東日本
JR東海
JR西日本
JR四国
JR九州
初めてにはややこしい18きっぷの使い方とルール
一部割愛してルールをまとめたが、結構初心者が抵抗を感じてしまう細かいルールがある。
まず、終電まで有効期限の東京・大阪の電車特定区間内…どこだよ?って私はなった。調べたらわかることではあるが、初心者にはチョット抵抗感じてしまうのではないだろうか?
しかも不測の事態でルートを変えた場合は、「電車特定区間ってなに?」と慌ててしまう場合もあり得る。
それから、ここでは詳しく記載していなが一部の路線の特急・急行の普通車自由席乗、三セクの普通自由席で通過利用の場合は「18きっぷ」での乗車が可能という箇所。
この項目もしっかり切符に付いてくる案内を読めば済む話ではあるが、初心者が切符を購入して案内を熟読して…ってこの時点で「18きっぷ」は安いけど結構面倒臭い…なんて思いそうだし、実際私も思った。案内を読むの面倒臭いし、できればシンプルに覚えたい。
お得な切符といわれるもので、こんなに細かい利用条件があるのは「18きっぷ」くらいではないだろうか?(知らんけど)
コレだけ覚えれば問題なく18きっぷ旅を楽しめる
利用条件が細かくて確かに覚えるのは大変な切符ではあるが、ポイントさえ押さえてしまえば問題なく利用できる。
なので、私が実際に初めて利用の際行ったことは、まず基本になるルールのポイントを絞り、そのルールしか覚えなくていい地域に旅をする。その後、細かいルールが適用される地域へ旅に行く…と徐々に細かいルールに慣れる作戦に出た。
それから、鉄道旅の行程にもある程度ルールを決めた。おかげで見事な18キッパーに変身した。なんと恐ろしい切符だろうか…楽しさが分かると何回も使ってしまう、鉄道旅に欠かせない切符だ。
いつから買える・使える?
発売しているのは春・夏・冬で、有効期限が一番長いのが夏。
1回の購入で5回(人)分利用可能で消化の仕方は自由
グループで利用する際は同一行程
「18きっぷ」を絶対紛失しない事
利用可能エリアは?
JR全線の普通列車・快速列車
もちろんJR東海、西日本名物の新快速も乗車可能!
新幹線・特急・急行と名が付くものは乗れない
セレブな乗り物は基本別途乗車券と特急券が必要。
だけど…
普通・快速のグリーン車、指定席(JR北海道のUシート、JR東の普通車グリーン席、JR西日本のAシートとか)はプラス運賃を払えば乗れる
ので、うまく利用して快適な鉄道旅を計画しよう!
私は関東地方在住なので、熱海まではほぼ普通車グリーン席で快適移動をする事が多い。
目的地にはその日のうちに到着する
有効期限がほぼ当日限りなので、日帰りまたは宿泊有りの鉄道旅で不測の事態…例えば遅延や運行見合わせ、最悪運休など、行程に支障が発生しても問題が最小に抑えられるよう、目的地の到着は早めにするのをオススメする。
宿泊する場合、私は目的地で到着後夕飯を取れるように、20:00頃までには到着するようにしている。日帰りも当日中には自宅の最寄り駅下車出来るように計画をしている。
切符を利用する時は予め行程をしっかり練ると良い。
その魅力を知ったらまた使いたくなる不思議な切符
今回は初心者向けに18きっぷのルール超必須ポイント攻略について、自身の経験からまとめさせてもらった。
ある程度使い方や利用条件を把握したら、一度細かい利用条件を読むと抵抗を感じないのではないだろうか。私も最近細かい箇所を読んで、次回の旅では特例の対象となっている路線に乗ってみようかなと思った。
「青春18きっぷ」は、JR各社の優しさの中に(ルールの)厳しさがある、とてもお得な切符なので普段新幹線や特急で通過する駅に行ってみてはどうだろう?
初心者18キッパーが抑えるべき18きっぷのルール
- 年齢制限なく購入出来る
- 大人・小人同一料金
- JR全線の普通列車に乗れる
- 5回(人)分使える
- 販売期間と利用有効期限がある
- 春・夏・冬に販売する
- 新幹線・特急・急行は乗れない
- その日のうちに目的地に到着すれば安心
- 切符は絶対に紛失しない事
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投稿日:2020.03.22|更新日:2024.01.02
カテゴリー:チョット不便な旅,鉄道
タグ:おトクなきっぷ,乗鉄,九州旅客鉄道,北海道旅客鉄道,四国旅客鉄道,東日本旅客鉄道,東海旅客鉄道,西日本旅客鉄道,青春18きっぷ