小湊鐵道で撮鉄初心者でも楽しめる緑豊かで雰囲気のある撮影地【夏】
もくじ
小湊鉄道は千葉県市原市にある、五井駅から上総中野間を結ぶローカル鉄道だ。東京から約1時間で行ける気軽さ、里山の豊かな自然と何処か懐かしい風景は乗りに撮りと楽しめる。
気軽に行ける自然豊かな路線は春から夏そして、秋が最も小湊鉄道らしい最高の一瞬に出会えるベストシーズン!!
そこで今回は管理人自ら撮影に出向いて撮影しやすかった、初心者でも撮りやすい夏にオススメの撮影スポットを紹介する。
小湊鐵道は千葉県市原市を走るローカル鉄道
小湊鐵道は大正時代から運営している歴史のある鉄道会社だ。鉄道の他にバスも運行し、街の脚として地域に根ざしている。
鉄道の始発駅は(JR内房線)五井駅から上総中野駅まで約39kmを走り、自然豊かな路線は四季折々の車窓を楽しめる。終点の上総中野駅で三セクのいすみ鉄道に乗り換える事が出来き、いすみ鉄道を乗り通せば房総を横断できる。
東京から約1時間で行けてしまう気軽さから、小湊鐵道に揺られ養老渓谷でレジャーや観光を楽しむ方、気軽に楽しめるローカル線として小湊鉄道といすみ鉄道乗り通しを楽しむファンなど、沢山の方が小湊鉄道で楽しい思い出を作っている。
レトロな雰囲気が人気
小湊鐵道に電車はなく、ディーゼルで動く気動車で運行している。編成も1両、2両、長くても4両と、短くとても可愛い。可愛い列車が田んぼの広がる路線や森の中を走り、気動車ならではの乗り心地は都会では味わえない良さがある。
自然豊かな路線はタイムスリップをしたような懐かしい雰囲気がたっぷり。その雰囲気を生かした観光列車「里山トロッコ」を2015年から毎年、春から秋にかけて運行を開始。SLのような見た目をした可愛い列車は撮影したい列車として人気がある。
普段走っている列車もレトロそのもの。テレビドラマやCMで起用され目に入っている人もいるかもしれない。また、只見線で活躍していたキハ40が仲間入りし、鉄道ファンの間で話題になる。当ブログのInstagram、Facebookページでも、キハ40について触れたことがある。
アートや個性的な発想で盛り上げる
ここ何年か小湊鉄道では、面白い発想や企画、アート活動の場を提供をしている。アート活動の場として、一部の駅ではいちはらアートミックスのアート作品を楽しむことができる。鉄道ファンの間で話題になった、いすみ鉄道との共同企画「気動車ざんまい」トロッコ列車に乗って朝食を食べる事ができる「朝トロ」ビールを飲みながらの「ビール列車 夜トロ」などの運行、駅を更にレトロにしてしまおうという考えの「逆開発」や飯給(いたぶ)駅にある広すぎるトイレ「トイレット・イン・ネイチャー」など、面白い発想で運営をし、利用者を楽しませている。
自然の中を走る小湊鐵道を撮るならこのスポット
自身を使って体験してきた事だけを記事にする、ブログ「快走とりっぷ」
今回は、天気に恵まれず撮影が延びに延びた小湊鐵道、夏の撮影スポットについてまとめた。さて、小湊鉄道といえば大自然の中を走る気動車やサイズ感がとっても可愛い里山トロッコをイメージするのではないだろうか?
管理人も、小湊鉄道といえば田んぼの中を走る可愛い機動車や、森の中へ入る小さな列車のイメージだ。そこで、緑が多くなる夏に緑と真っ青な空の中を走る列車のイメージを撮影するべく、撮影地選びを行った。撮影地を選ぶ際
撮影のしやすさ
初心者でも楽しめるスポット
夏のローカル線のイメージが強い撮影地
という条件で、実際行ってみて良かったスポットを3箇所紹介する。
これから紹介する撮影地について
撮影の際、私有地に入らない又は許可を得てから私有地内で撮影すること。畑や田んぼは農家さんの財産なので、絶対に入らないように!!!(虫やヒルなどいる可能性も高い)
事情を話せば大体快く許可をして頂けるので、ご厚意に対し良識のある行動を心がけて欲しい。
練習にも最適 上総川間駅周辺
いちはらアートミックスの作品を展示している無人駅の上総川間駅。田んぼの中にあるような駅で、春には桜が咲く。近くに学校があり、下校中の生徒が沢山小さなホームで列車を待っていた。その様子は駅舎がレトロなせいか、なんとなくノスタルジックだった。
駅舎と車両を入れた写真、駅に入線する列車の様子は非常に撮影しやすかった。交通の妨げにならなければ三脚の利用も思いっきり行える。
- 上総川間駅
- 田んぼの中にある、小さな無人駅。トイレはあるが、簡易トイレのため利用に抵抗を感じる方もいると思われる。上り下りどちらも撮影しやすい初心者も安心の撮影地。周辺には民家と学校がある。
駅舎周辺には桜の木があり、いちはらアートミックスの作品が展示されている。現代アートと思われる作品のため、正直良くわからない。旅をテーマにした作品と思われる。 - 〒290-0518 千葉県市原市下矢田
幹線道路からアクセス良好!上総久保駅-高滝駅間
撮影の移動は殆ど自動車での移動が多く、車移動が楽なのは大変助かる。この区間は国道や主要県道のアクセスが良好で、安心して向かうことが出来た。
肝心の撮影スポットは列車を中央にし、風景の中に列車を溶け込ませる写真はバッチリ。田んぼに植えられた青々とした苗と小さな列車の写真、春は運が良ければ水鏡のショットを狙える!
上総大久保駅での撮影なら、大きな銀杏の木も一緒に入れると良さそうだ。さらに、6月には紫陽花の花も咲き、月崎駅に行かなくても季節感のあるショットが狙えるスポットだ。
- 上総久保駅
- 大きな銀杏の木が目印の無人駅。トイレは簡易トイレ。周辺環境は田んぼ、民家と撮影ロケーションはなかなか良い。更に、道路も広く車でのアクセスが良好な駅。
- 〒290-0552 千葉県市原市久保
- 高滝駅
- 養老川、高滝湖が近い駅。この駅は観光スポットに近い駅のため、改札周辺はそれっぽい工夫がされている。ホームには沢山の桜が植えられ、春は人が沢山押し寄せそうな雰囲気。
トイレは未確認だが、多機能トイレを設置してるところを見ると、比較的綺麗なトイレと思われる。自販機完備。近くにコンビニもあり駅撮り環境はとても良い。
駅舎はローカル線ならではの味のある建物で、有形文化財に登録している。 - 〒290-0555 千葉県市原市高滝
アングル次第で表情が変わる上総鶴舞駅周辺
この駅周辺は上総川間駅よりさらに田んぼが広がり、色々なショットが狙える。広角レンズでも望遠レンズでも面白い写真が撮れるスポットだ。上総久保駅寄りの踏切周辺から列車と自然を狙ったり、上総鶴舞駅駅舎と一緒に撮影したり…初心者も上級者も楽しめる撮影地だ。
注意したいのが、上総久保寄りの踏切から先、上総中野方面の路線は田んぼの間に隠れてしまい、列車上部しか見えない。
- 上総鶴舞駅
- 一面の田んぼの中にある、小さな無人駅。国道が近いため、若干レトロ感は低くなるが、関東の駅百選に選ばれた駅はタイムスリップしたような可愛い駅。自販機とトイレ設置あり。少し歩くが近くにあるお寺もなかなかの雰囲気。
- 〒290-0516 千葉県市原市池和田
撮影に行く際注意したいことや対策
今回紹介した撮影地周辺にはコンビの類が無い。特に真夏の撮影は熱中症対策は必須!涼めるような場所が木陰や自走した方は自分の車ぐらいなので、事前に飲み物の用意をして撮影地へ。トイレは駅にしか無いが、抵抗がある方は事前にトイレも済ませて撮影へ。
あると良い物
虫よけスプレー
田んぼの周りには結構虫がいたので、苦手な方は準備を忘れずに。
日焼け止め
日が当たりやすい首の後ろや顔まわりは後々痛くなるので、日焼け止めを塗って撮影に行くのをオススメする。
クールローション
帽子を被っていたが、36℃の屋外は熱くて辛かった。それを緩和してくれたのが、メントールが入ったローション(シーブ○ーズ的なもの)頭や首の後ろなどにかけながら撮影待機は結構楽になったので、オススメ。
タオルや手ぬぐい
カメラを日差しから守ったり、自身を守ったり…あると結構使う機会がある。
基本的な鉄道撮影で必要な物などはいすみ鉄道の撮影スポットの記事でも触れているので、鉄道撮影が初めての方は撮影へ行く装備など参考に読んで欲しい
>>いすみ鉄道沿線、本当にオススメの紫陽花シーズンの撮影スポット!
沢山の緑に囲まれる小湊鐵道を撮りに行こう!
今回は、東京から約1時間程度で来れるアクセスの良さ、都会では絶対に味わえない里山の風景と列車を撮影できるスポットを3箇所紹介した。
田んぼや里山を通るローカル線小湊鐵道は、小さな駅や列車がレトロで管理人好みで良かったが、自然が豊かな景観だけに、撮影に行く際しっかりと準備をして行く必要があった。事前に対策を行えば困ることもなく、撮影していて楽しかった。今回紹介した場所以外の撮影地もオススメがあれば紹介したい。
小湊鉄道の撮影まとめ
- 大正時代から続く小湊鐵道は里山や田畑を走るローカル線。
- ノスタルジックな雰囲気のある駅舎や風景は鉄道ファンや観光に訪れる人々を楽しませている。
- 上総久保駅-高滝駅間、上総鶴舞周辺、上総川間駅周辺は初心者でも雰囲気のある写真を撮ることが可能。
- 撮影に行く時は水分補給など、必要な物をキチンと準備して撮影地へ向かおう。
- 撮影地周辺の私有地へ無断に入らない。
小湊鉄道の撮影地に興味があるなら、いすみ鉄道もオススメ
千葉の三セク、菜の花カラーが可愛い気動車、いすみ鉄道へ行った記事もどうぞ